こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
【観た/2024年89本目】映画「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」観ました。
生真面目な税務署職員・熊沢二郎(内野聖陽)は、天才詐欺師・氷室マコト(岡田将生)にだまされて大金を奪われてしまう。
熊沢は親友の刑事の手を借りて氷室を追い詰めるが、
氷室はある権力者が脱税した10億円を自らが詐欺によって徴収することを条件に、見逃してくれるよう頼む。
犯罪者と手を組むことに葛藤する熊沢だが、ある復讐を果たすために氷室からの提案を受け入れる。
二人はアウトローたちを集めて詐欺師集団「アングリースクワッド」を結成し、10億円を徴収しようとする。韓国のドラマ「元カレは天才詐欺師 ~38師機動隊~」を原作にしたクライムドラマ。
税務署に勤める生真面目な公務員と天才詐欺師が手を組み、権力者が脱税した10億円の徴収に挑む。
メガホンを取るのは上田慎一郎。
内野聖陽、岡田将生らが出演する。
【感想】
正義は勝つ!たとえそれが不法な手段でも!!
まずはストーリー、脚本。
これはさすが!
しっかり練り込まれていて、しゃれも効いている。
伏線の貼り方、回収の仕方、そのタイミングまで絶妙。
ネタの使い方や最後のオチ、情感の込め方も素晴らしい。
気持ちよくだまされる、ウェルメイドなストーリテリングに唸りました。
次に演出演技。
まさしく適材適所。
だれもかれもコロコロと変わるキャラに振り回されず、表情一つ一つ繊細な演技をやりきり。
演出も的確なんですが、
それ以上に脚本を喰ってやる、
演出を越えてやるという野心を感じる俳優陣の心意気を感じました。
惜しむらくは大ネタが大物ドラマとまさかのネタかぶり。。。
ここは事前情報があれば避けたかったところ。。。
仕方ないとは言え新鮮味では少し残念でした。
さて。
人生の転機みたいなモノはある日突然訪れ。
それは強化も明日かも今かもさっきかもしれない中で生活を営んでいる訳なんですが。
決断をしなきゃいけないのは常に一瞬。
もちろん理論や理屈、合理性は重要なんですが、
最後に人を、心を動かすもの、背中を押しきるものは何かと考えるとやはり感情。
湧き上がるような怒りだったり、友や家族への愛情だったり、
その熱さ、深さが人を動かす。
そんなことを上映後噛みしめることができました。
天才詐欺師の話ではありましたが極上のメロドラマでもあったと思います。
【評価・つけるとすれば】
4.2です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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