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アルシオン通信

Alcyon Blog

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2021年03月07日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2021年26本目】映画「あの頃。」観ました。

【解説・あらすじ】

劔樹人の自伝的青春コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」を原作にしたドラマ。
さえない日々を送る青年が、アイドルにハマり、オタクたちと出会い、青春を謳歌する。
監督は『愛がなんだ』などの今泉力哉。
松坂桃李、仲野太賀、山中崇のほか、若葉竜也、芹澤興人、コカドケンタロウ、大下ヒロト、木口健太らが出演する。

大学院受験に落ち、恋人もおらず、金もない劔(松坂桃李)。
どん底の生活を送る中、松浦亜弥の「桃色片想い」のミュージックビデオを目にしたのがきっかけで、
ハロー!プロジェクトのアイドルたちの熱狂的なファンになりオタ活に没頭する。
藤本美貴推しで、プライドが高くてひねくれたコズミン(仲野太賀)をはじめとするオタク仲間と「恋愛研究会。」を結成し、
トークイベントやライブの開催、学園祭でのアイドルの啓蒙活動に励んでいくが、、、。

【感想】
とても不完全な映画だったと思います。(超褒めてます!)

ストーリーはド緒級の青春映画。
ハロプロの歴史を辿りながらそれぞれの自立と成長を見つめる物語です。

キャスティングは超絶妙!
どの配役をとっても替わりは見つからないと思える充実感。
いまや世代最高の演技力、仲野太賀さん。
これもまた世代最強の個性派俳優、若葉竜也さん。
コカドケンタロウの発掘など、監督をはじめとした目利きの素晴らしさに拍手です!

ストーリー的には
僕は正直ハロプロの洗礼を受けていないので、そのあたりの時系列や熱量は理解の外側でした。
ただ、それでもこの映画はきっちり「あの頃。」に僕を連れ戻してくれましたし、
そして何より今生きていることの喜びを感じさせてくれました。

たぶん、このような青春映画は数多に有り、その方程式に乗った作品であることに異論はないのです。
ですが、代入する値によってその解が変わるのもおそらく間違いはない。

いろんな結末、例えばほろ苦で終わるとかも考えられる中、あのラストシーンを選んだのには大きな意味がある。
できればあの頃の仲間と一緒に観たい映画でした!

【評価点・つけるとしたら】
☆4.1です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
2021年03月06日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2021年25本目】映画「すばらしき世界」観ました。

【解説・あらすじ】

『永い言い訳』の西川美和が脚本と監督を手掛け、佐木隆三の小説「身分帳」を原案に描く人間ドラマ。
原案の舞台を約35年後の現代に設定し、13年の刑期を終えた元殺人犯の出所後の日々を描く。
『孤狼の血』などの役所広司が主演を務め、テレビディレクターを仲野太賀、テレビプロデューサーを長澤まさみが演じている。
橋爪功、梶芽衣子、六角精児らも名を連ねる。

下町で暮らす短気な性格の三上(役所広司)は、強面の外見とは裏腹に、困っている人を放っておけない優しい一面も持っていた。
過去に殺人を犯し、人生のほとんどを刑務所の中で過ごしてきた彼は、何とかまっとうに生きようともがき苦しむ。
そんな三上に目をつけた、テレビマンの津乃田(仲野太賀)とプロデューサーの吉澤(長澤まさみ)は、彼に取り入って彼をネタにしようと考えていた。

【感想】
完璧な脚本、完璧な演出、完璧なキャスティングをエモーションで紡いだ、いい意味で未完成、余白のある物語でした。

ヤクザ者が生きづらい映画、は多分世界中に五万とあると思うのですが、さすがは西川作品。
あくまでも属性はシンボリックなものとして捉え、
誰もが感じる息苦しさ、生きづらさを縦軸、
真直さや人が本来持つべき優しさ、他者を思い遣る気持ちを横軸として、
真正面から社会的孤立の持つ恐怖を表現しきっていました。

キャスティング、演者さんたちの演技もさすが!
役所広司さんは多作なだけに当たり外れがある、と思っていたのですが、本作では彼のおそらくは本性である少年性、裏腹の狂気が十二分に発揮されていました。
そして何より仲野太賀さん!
彼がいるだけでお話のギアが一段上がる、もしくはギュッと引き締まる、まるでサッカーのゲームメーカーのような支配力。
大作の主役ももう十分視野に入っている、そのきっかけのような作品になっています。

演出上の肝はおそらくラストシーン。
ここから脚本を作り、シーンを組み立てたのではないかと推測するのですが、
あの結末をどう捉えるのかで「鑑賞後の劇場の外」の風景がガラッと変わると感じます。
これからいくつもの映画を観ていくのでしょうが、おそらくあの最後の「取り残されたような風景」は忘れないと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.2です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2021年03月01日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2021年24本目】映画「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~」観ました。

【解説・あらすじ】

タイムトラベルの能力を持つ家系に生まれた青年が意中の女性との関係を進展させようと奮闘する中で、愛や幸せの本当の意味に気付くヒューマンコメディー。
『ラブ・アクチュアリー』などで知られるラブコメに定評のあるリチャード・カーティス監督が、恋人や友人、家族と育む何げない日常の大切さを描く。
『ハリー・ポッター』シリーズなどのドーナル・グリーソンを主演に、『きみに読む物語』などのレイチェル・マクアダムス、
『ラブ・アクチュアリー』にも出演したビル・ナイらが共演。

自分に自信がなく恋人のいないティム(ドーナル・グリーソン)は21歳の誕生日に、父親(ビル・ナイ)から一家の男たちにはタイムトラベル能力があることを告げられる。
恋人を得るため張り切ってタイムトラベルを繰り返すティムは、やがて魅力的な女性メアリー(レイチェル・マクアダムス)と恋をする。
しかしタイムトラベルによって生じたアクシデントにより、そもそもメアリーと出会っていなかったということになってしまう。

【感想】
素晴らしい!本当に素晴らしい映画でした!
はじめはよくあるラブストーリーにタイムリープを掛け合わせた、よくあるコメディだと思っていましたが、
認識が甘かったです、ごめんなさい、、。

イギリスの田園地帯とロンドンの喧騒を織り交ぜながら進むストーリー、肝だと思っていたタイムリープは思いの外控えめ。
複雑になりすぎることがないので十分お話に没入できます。

演出も巧みで、セリフ一つ一つがキラキラと粒立っていました。
何より後半の展開、ラブストーリーが大きな構図で捉え直された瞬間!
様々な形の「愛」にあふれていくと同時に、もう涙でいっぱいに。。
とりわけ父親とのシーンは抉られるものが有りました。

僕は「たとえタイムマシーンが在っても過去に戻って今を変えない」のが口癖だったのですが、
認識が大きく変わる作品になったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.2です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2021年02月28日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2021年23本目】映画「君が世界のはじまり」観ました。

【解説・あらすじ】

小説家で映画監督のふくだももこが手掛けた青春ドラマ。監督自身の小説「えん」「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」をベースに、高校生たちの物語が描かれる。
主演を務めるのは『わたしは光をにぎっている』の松本穂香。
脚本を『愚行録』の向井康介が担当した。

大阪のある町で暮らす高校2年生のえん(松本穂香)は、恋人を次々と変える親友の琴子とつまらない毎日を送っていたが、琴子がサッカー部のナリヒラを好きになったことで距離ができる。
同じ高校のジュンは、母が家を出たことに向き合おうとしない父親に何も言えず、学校が終わった後ショッピングモールで過ごしていた。
やがて、ナリヒラの秘密を知り彼と急接近するえん、それを見て見ぬ振りする琴子、転校生の伊尾と深い仲になるジュンらの思いが交錯する。

【感想】
あの頃特有の鬱屈感、閉塞感が詰まった映画でした。
冒頭のシーンから6人の若者が持つ「狂い」を想像させる脚本も良く、
名曲「人にやさしく」の使い方も巧み。
はっとするような映像も美しかったです。
ただ、残念に感じたのはシーンとシーンの繋がりや、キャラクターそれぞれの関係性がちょっとわかりにくい点。
もう少し深堀りしてほしかったです。。。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.6です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2021年02月24日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
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【観た/2021年22本目】映画「決算!忠臣蔵」観ました。

【解説・あらすじ】

忠臣蔵で知られる大石内蔵助が記した決算書を基に、討入り計画の実像に迫る山本博文の著作を実写映画化。
予算内で討入りを成し遂げようとする家老と勘定方の奮闘を描く。
大石を『孤高のメス』などの堤真一、大石を支え続ける勘定方をお笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史が演じる。
『殿、利息でござる!』などの中村義洋がメガホンを取った。

1701年、赤穂藩藩主・浅野内匠頭が江戸城・松之廊下で刃傷騒ぎを起こし、浅野家お取り潰しと内匠頭の即日切腹が決まる。
筆頭家老・大石内蔵助(堤真一)はお家再興のために幕府へ働きかけるが、その思いは断たれてしまう。
江戸の庶民たちは吉良上野介へのあだ討ちを熱望するが、討入りするにも多額のお金が必要だった。

【感想】
誰もが知ってる「忠臣蔵」。
あらゆる角度でもう出尽くしたと思っていたのですが、まだこの手があったか!です!
貨幣の換算問題もうまく処理していてアダプテーションも上手。
討ち入りシーンの描写も新鮮でした。
俳優陣もうまい配役、抑えた演技。
主役の堤真一さんも流石だし、岡村さんはお笑いゼロでしっかりした台詞回し。
残念だったのは吉良側の描写が薄く、対立構造が見えにくく、なぜにそれほど敵を討ちに拘るのか?
お話の推進力が少し弱く感じました、、。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.6です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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2021年02月21日

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【観た/2021年21本目】映画「心の傷を癒やすということ」観ました。

【解説・あらすじ】

阪神・淡路大震災時、被災者の心のケアに取り組み続けた精神科医・安克昌氏の著書を原案に、2020年にNHKで放送されたドラマを再編集し映画化。
震災に遭遇した精神科医が手探りながらも多くの被災者の声に耳を傾け、心の傷に苦しむ人たちに寄り添い続ける。
実在の人物をモデルにした主人公を柄本佑、彼の妻を尾野真千子が演じるほか、濱田岳、キムラ緑子、石橋凌らが出演。
主人公の兄を演じる森山直太朗が主題歌を書き下ろした。

幼いころに自分のルーツが韓国にあることを知り、自分が何者なのか探求し続ける安和隆(柄本佑)は人の心に関心を抱き、父(石橋凌)から猛反対されるも精神科医を目指す。
やがて映画館で出会った終子(尾野真千子)と結ばれ、待望の精神科医になった和隆だが、第1子が生まれて間もなく阪神・淡路大震災が発生する。
彼は避難所を回りながら被災者に寄り添い、癒えない苦しみを抱えた人々の心のケアに尽力する。

【感想】
これは圧倒的!
脚本の素晴らしさ、撮影の美しさはもう何も言うことがありません!
「優しさとはなにか」に焦点をぐっと絞り、心を救うことの尊さ、人に寄り添うことの気高さを大きな構図で映し出す。
静かな、穏やかな画のなかに、しっかりと社会の深層をえぐる、もう一回、もう何も言うことはありません!!

そして俳優陣。
柄本佑さんの演技はちょっと、神がかり的。セリフの一言一言、指の動き、目線のゆらぎで感情が届く、演技の到達点のような仕上がり。
尾野真千子さんの幅広さ、奥行きの深さ。森山直太朗さんの存在感。
キャスティングは、もうこれしかなかったと感じる凄みでした。

記憶の風化に抗い、さらに大きな社会の構造問題に、揺るぎない姿勢で臨んだこの映画。
関わられたすべての方に感謝したいと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.3です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2021年02月20日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2021年20本目】映画「花束みたいな恋をした」観ました。

【解説・あらすじ】

有村架純と菅田将暉を主演に迎えた恋愛物語。
東京・井の頭線の明大前駅で終電を逃してたまたま出会った男女と、全ての事柄が絡み合いながらリンクしていく様子を描写する。
有村が主演を務めた『映画 ビリギャル』などの土井裕泰が監督を務め、ドラマ「東京ラブストーリー」「カルテット」などの脚本家・坂元裕二が脚本を書き下ろした。

ある晩、終電に乗り遅れた大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、東京・京王線の明大前駅で偶然出会う。
お互いに映画や音楽の趣味がよく似ていたこともあり、瞬く間に恋に落ちた二人は大学卒業後、フリーターとして働きながら同居を始める。
ずっと一緒にいたいと願う麦と絹は、今の生活を維持することを目標に、就職活動を続ける。

【感想】
率直に言って、傑作!
ストーリーはきっちり、恋愛映画の文法通りなので結末が読めない訳ではないのですが、、。
セリフとセリフの繋がりだったり、伏線の張り方だったりはさすがの坂本脚本。
わざと回収しない伏線まで、余韻をもたせてくれる作風には正直に心動かされるものが有りました。
もちろん俳優陣も素晴らしい。
あくまでも日常を意識した、過剰さを抑えた感情表現を多用し、観客を取り込んで行くことで、
菅田将暉さん=麦=僕、有村架純さん=絹=いつかのあなた、という構図をこれほどきっちり描き出すのは相当な手練。
二人のフィルモグラフィー的にも意味のある作品になったのではないでしょうか。
個人的には最後の最後、ファミレスのシーン。
あれだけでご飯3杯、いや5杯はいける!!!!
いつか振り返って答え合わせをしたくなる、恋の美しさを噛み締めたくなる映画だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.0です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2021年02月18日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
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【観た/2021年19本目】映画「赤い闇/スターリンの冷たい大地で」観ました。

【解説・あらすじ】

世界恐慌下の1930年代、スターリン体制のソ連で決死の潜入取材を行ったイギリス人ジャーナリストの実話に基づくドラマ。
情報統制された独裁国家の実態を明らかにすべく戦う主人公を、ジェームズ・ノートンが演じ、
ヴァネッサ・カービー、ピーター・サースガードらが共演する。
『ソハの地下水道』などのアグニェシュカ・ホランドがメガホンを取った。

1933年、かつてヒトラーにも取材したことがあるイギリス人記者ガレス・ジョーンズ(ジェームズ・ノートン)は、世界恐慌の中でソ連だけが好景気であることに疑念を抱いていた。
その謎を探るため単身モスクワへ向かった彼は、当局の監視を避けながら全ての鍵を握るウクライナを目指す。
極寒のウクライナにたどり着いたジョーンズは、過酷な生活を強いられ飢えに苦しむ人々を目撃する。

【感想】
世界はしらないことに溢れていて、悲しい出来事、怒りを禁じえない事件もそりゃあ両手に余るし、全部追うのはキャパオーバー。
だからといって知らなきゃいいじゃん、楽しけりゃいいじゃんとは思えないんですよね。
その中の一つにあったいわゆるスターリヌズムの大きな影、「ホロドモール」は名詞としては知っている程度の知識で作品に臨むことになりました。
ストーリーは史実に基づくのでまあ、なんとなく読めるのですが、それにしても、映像化することへの意義を感じる厳しい描写の数々。
大きな歴史上の事実のほんの一部を切り取っただけでもこの衝撃、人間という動物の残酷さは計り知れないということをあらためて思い知らされました。
また、同時にジャーナリズムの意義にも深く切り込んでおり、これはとても現代性もある、普遍的なテーマが突きつけられていました。
大変怖い映画ではありますが世界史の負の遺産、他山の石として観ておくべき作品だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.9です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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by alcyon | 映画観た
2021年02月17日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
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【観た/2021年18本目】映画「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」観ました。

【解説・あらすじ】

イ・ヨンエが『親切なクムジャさん』以来となる映画出演を果たしたサスペンス。
現実に起こっている失踪事件や児童労働を背景に、行方不明になったわが子を捜し続ける母親の執念を描く。
イ・ヨンエが主演を務め、『エンドレス 繰り返される悪夢』などのユ・ジェミョン、『毒戦 BELIEVER』などのパク・ヘジュン、
『The NET 網に囚われた男』などのイ・ウォングンらが共演する。監督は、本作が長編初監督となるキム・スンウ。

6年前に消息を絶った息子を捜し続ける看護師のジョンヨン(イ・ヨンエ)は、息子に似た子供を見かけたという目撃情報を手掛かりに郊外の漁村を訪ねる。
そこで彼女は釣り場を営む怪しげな一家に出会うが、何かを隠しているような村人たちや、非協力的な地元警察に疑念を抱く。
村の住人たちの不審な様子におびえながらも、ジョンヨンは真実を求めてわが子の捜索を続ける。

【感想】
極めて現実、現代的かつ他人事じゃない、映画じゃなくて事件でした!
深い深い闇の中でもがき苦しむ母親の孤独、執念、あまりにも報われない活動。
社会の無関心が生む地獄が容赦なく描かれていました。
イ・ヨンエの演技も圧巻。
「演じる」の一つの解を示す、スクリーンが震えるような熱演は圧巻だったと思います。
少しだけ残念だったのは、ロケーションだったり人物関係、
例えば釣り場である漁村の光景がわかりづらく、最後の最後でセリフ説明になってしまう、
など、ちょっと説明不足な点。
キャストの熱演と脚本のバランスがもう少し取れていたら、、とは感じました。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.9です!

ちなみに
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by alcyon | 映画観た
2021年02月16日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2021年17本目】映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」観ました。

【解説・あらすじ】

野中ともその小説を原作に清原果耶が映画初主演に挑む青春ファンタジー。
実父と継母の間に子供ができたことで感じる疎外感、実母への思い、大学生への片思いなどの悩みを抱える14歳の少女が、
満天の星の下でキックボードに乗る派手な老婆に出会い、成長していくひと夏の体験を切り取る。
監督を務めたのは、『新聞記者』『デイアンドナイト』などの藤井道人。

14歳のつばめ(清原果耶)は、父親と血のつながらない母親との3人暮らし。
両親に子供ができたことから生まれる疎外感とともに幼なじみの大学生への恋心も抱いていた。
ある日、つばめは唯一の心休まる場所だった書道教室の屋上で派手な老婆がキックボードに乗って空を飛んでいる姿を見かける。
つばめは「星ばあ」と呼ぶことになったその老女に恋や家族の話をするようになる。

【感想】
何という瑞々しさ!!!

清原さんは透明感と実在感が同時に存在する稀有な女優さんだと常々思っていたのですが、
その魅力がもう十分すぎるほど引き出されていて、それだけで藤井監督ありがとう!です(^^)。

更に脇を固める俳優陣の活かし方も絶妙。
お互いの弱さを許容し、慈しみあいながら、それでも確かな繋がりを紡いでいくお話は、
ファンタジーの形を保ちつつもとてもリアル。
優しさに溢れたサプリメントムービーだったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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