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アルシオン通信

Alcyon Blog

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2020年02月05日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年8本目】映画「オアシス」観ました。

解説・あらすじ:
世界的に高く評価された『ペパーミント・キャンディー』のイ・チャンドン監督が、
演技派のソル・ギョングと同作で見い出した女優、ムン・ソリと再び組んだ、社会から疎外された男女の愛の物語。
本作で肉体的にも精神的にも辛い役を見事に演じ、ベネチア国際映画祭新人俳優賞に輝いたムンと、
最優秀監督賞を受賞した監督は韓国を代表する顔になった。
現実とファンタジーのバランスも絶妙な究極の愛の姿に、しばし現実を忘れる。

前科三犯のジョンドゥ(ソル・ギョング)は、出所後自分がひき逃げした被害者の家族に謝罪に行き、
重度脳性麻痺のコンジュ(ムン・ソリ)と出会う。
2人は秘かに愛を育んでいくが、周りはそれを許さない。

感想:
控えめに言って、傑作!
イ・チャンドン監督作は「シークレット・サンシャイン」「バーニング」を観ているのですが、
どれも傑作!
今作では重度脳性麻痺の女性と、うまく世の中に馴染めない男性の、純粋な恋の物語なのですが、
これがまた本当に純粋、、、。
喜怒哀楽、あらゆる感情を煮詰めて蒸留すると滲み出てくるのは愛情なのだと、
優しく語りかけてくる、そのストーリ展開や深さには心を鷲掴みにされました。
「泣かせにかかる」系の映画ではないのです。
ですが、「すごいもの」を観た事は確か。
確かな余韻、映画を見たという満足感あふれる作品だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.3です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
2020年02月04日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年7本目】映画「僕はイエス様が嫌い」観ました。

解説・あらすじ:
本作で長編デビューを飾った奥山大史が、監督・撮影・脚本・編集をこなした人間ドラマ。
主人公の少年が、自分だけに見えるミニサイズのイエス様と出会う。
子役の佐藤結良や大熊理樹をはじめ、佐伯日菜子、チャド・マレーンらが出演。
第66回サンセバスチャン国際映画祭で最優秀新人監督賞を受賞した。

祖母と暮らすことになった少年ユラは、東京から地方のミッション系の小学校に転校する。
毎日の礼拝に困惑する彼の前に、とても小さなイエス様が姿を現す。
ユラ以外の人には見えないが、
いつも彼の願いをかなえてくれるイエス様をようやく信じかけた矢先、
彼に苦難が降り掛かる。

感想:
祈れども祈れども、、、。
神はいつも願い叶えず、苦難を与え続け、、。
確かに意地悪で無慈悲、でも困ったときについつい頼りたくなる。
少年の心には重たすぎる現実をイマジナリーな神さまを通じて静かに見つめていく、
ジュブナイル感あふれる作品でした。
うん、この世界観、嫌いじゃないです。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.5です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2020年02月03日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年6本目】映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」観ました。

解説・あらすじ:
レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットとクエンティン・タランティーノ監督が再び組んだ話題作。
1969年のロサンゼルスを舞台に、ハリウッド黄金時代をタランティーノ監督の視点で描く。
マーゴット・ロビー、アル・パチーノ、ダコタ・ファニングらが共演した。

人気が落ちてきたドラマ俳優、リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、映画俳優への転身に苦心している。
彼に雇われた付き人兼スタントマンで親友のクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は、そんなリックをサポートしてきた。
ある時、映画監督のロマン・ポランスキーとその妻で女優のシャロン・テート(マーゴット・ロビー)がリックの家の隣に引っ越してくる。

感想:
タランティーノの映画愛あふれる、プライヴェートグラフティでした。
なにより、キャラクターや映画そのものとの距離感が独特、まさに至近距離。
懐古的でもあり、創造的でもあり、全編監督の作家性がダダ漏れしていたように思います。
一方、考証的な部分は後で調べるとあれっ?と思うところもあり、コレも議論を呼びそう。。
ともあれ、勝ちきれなかった者たちの悲哀、
ハリウッドの光と影をぐっと身近に感じさせる秀作だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2020年02月02日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年5本目】映画「よこがお」観ました。

解説・あらすじ:
第69回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」審査員賞に輝いた『淵に立つ』の深田晃司監督と筒井真理子が再び組んだサスペンス。
訪問看護師の女性の日常が崩壊する。
異なる顔を持つヒロインの複雑な内面を筒井が表現し、
『シン・ゴジラ』などの市川実日子、『宮本から君へ』などの池松壮亮のほか、
須藤蓮、小川未祐、吹越満らが出演。
タイトルは、半身しか見えない状態を表している。

周囲から信頼されている訪問看護師の市子(筒井真理子)は、訪問先の大石家の長女で介護福祉士を目指す基子(市川実日子)の勉強を見ていた。
市子は、基子が自分に憧れ以上の感情を抱いていることを知らなかった。
ある日、基子の妹のサキが失踪する。
その後サキは保護されるが、犯人として逮捕されたのは思いも寄らない人物だった。
事件への関与を疑われた市子は理不尽な状況に追い込まれ、全てを失ってしまう。

感想:
いやはや、なんとも恐ろしい映画でした、、、。
人間の二面性、を「よこがお」で表現しながら、
異なる二つの時間軸を丁寧に撚り紡いでいく、
それでいてあまり熱くならない、低温(定温?)の演出。
その都度本当に微妙に表情を変えて、
「セリフ以外のなにか」で演じ分けていく筒井真理子の表現力。

見事な化学反応はキッチリラストシーンで爆発します。
各々のキャストの台詞回しも絶妙。
「心理劇」「サスペンス」の一つの方向性を示した快作だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2020年01月31日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年4本目】映画「アヴリルと不思議な世界」観ました。

解説・あらすじ:
アヌシー国際アニメーション映画祭でクリスタル賞を受賞したファンタジーアニメ。
架空のパリを舞台に、姿を消した科学者の両親と祖父を捜そうとする少女の物語を描く。
『アデル/ファラオと復活の秘薬』の原作者ジャック・タルディが、ビジュアル総監督を務める。
ボイスキャストには『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』などのマリオン・コティヤールをはじめ、
フィリップ・カトリーヌ、ジャン・ロシュフォールらがそろう。

1870年、ナポレオン3世から不死身の秘薬の開発を頼まれた科学者ギュスターヴは、爆発事故で亡くなってしまう。
それからおよそ70年にわたって科学者が姿を消す事件が多発したために産業の発展が進まず、
1941年のパリでは蒸気機関だけが街を動かす唯一のエネルギーだった。
そんな世界で飼い猫ダーウィンと暮らす少女アヴリルは、
消息を断った科学者の両親と祖父のポップスを捜す旅に出る。

感想:
パラレルワールドもののストーリーはよくある話、ではあるのですが、
この作品はとても脚本が緻密だったように思います。

蒸気機関が異様に発達したパリの造形にも説得力があったし、

新しいテクノロジーを手に入れたときの人の性のおぞましさ、
また、環境問題へのアプローチ、これもまた人の正しさ、

うまくまとまっていて、説得力が有りました。

途中から斜め上のキャラクターが登場し、正直びっくりしましたが、
メタ構造になっていて、かえってお話の骨格を強化していたように思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.7です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2020年01月24日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年3本目】映画「きみと、波に乗れたら」観ました。

アニメ「四畳半神話大系」や『夜は短し歩けよ乙女』などの湯浅政明が監督を務めた長編アニメ。
サーフィンが大好きな女子大生と消防士の青年の恋を描く。
脚本は『映画 「聲の形」』などの吉田玲子、音楽は『夜は短し歩けよ乙女』も担当した大島ミチル。
ボイスキャストに『兄に愛されすぎて困ってます』などの片寄涼太、『恋のしずく』などの川栄李奈らが名を連ねた。

大学入学と同時に引っ越してきた向水ひな子は、サーフィンが大好きで波乗りは得意だが、将来が不安だった。
ある日ひな子は、火事騒ぎで消防士の雛罌粟港と出会い、
波乗り初心者の彼とサーフィンを楽しむうちに、互いに特別な感情を抱くようになる。

感想:
うううううーん。。
うまく「波に乗れ」ませんでした、、、。

好きな監督、好きな脚本家、好きな劇伴。
作画も良いし、脚本も練られているし、音楽も悪くない。
それぞれの持ち味はちゃんとあるのですが、どうもうまく噛み合っていない、、。
どこかで観たような既視感ばかりが先行して、最後までしっくりこないといったところが正直な感想です。
あまり無理やり泣かせにかからず、もうすこしドライな仕上がりにしても良かったのではと感じました。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.2ぐらいです。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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2020年01月13日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年2本目】映画「岬の兄妹」観ました。

解説・あらすじ:
ポン・ジュノ監督や山下敦弘監督作品などに携わってきた片山慎三がメガホンを取ったドラマ。
港町で暮らす兄妹を主人公に、地方都市の暗部や家族の本質をあぶり出す。
兄妹を演じるのは『夏の娘たち ~ひめごと~』などの松浦祐也と『乃梨子の場合』などの和田光沙。
北山雅康、中村祐太郎、岩谷健司らが共演するほか、日活ロマンポルノなどで活躍した風祭ゆきが特別出演した。

港町に暮らす良夫(松浦祐也)はある晩、自閉症の妹の真理子(和田光沙)が、男に体を許して金銭を受け取ったことを知る。
そのころ、良夫が勤める造船所でリストラがあり、良夫は足が不自由であることを理由に辞めさせられてしまう。
困窮した良夫は妹の売春のあっせんを始めるが、次第に妹の喜びや悲しみを知り困惑する。
さらに売春のことを知った友人が、良夫に忠告しに家にやって来る。

感想:
圧倒的な生活感、目を覆いたくなる現実感。
この国はもう豊かではない、ということを嫌がおうにも突きつけられる、
救いのない作品でした、、。
監督はポン・ジュノや山下監督の助監督出身とのこと、とても納得。
作画、ストーリー、暗喩の提示、等々、
イズムを感じるし、とてもしっかりしていると思いました。
良い作品なんですが、心身ともに健全なときじゃないと精神が巻き込まれるので、
観る日観る時を選ぶかもしれません。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です!

ちなみに
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by alcyon | 映画観た
2020年01月09日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年1本目】映画「ロケットマン」観ました。

解説・あらすじ:
「Your Song」などで知られるミュージシャン、エルトン・ジョンの半生を描いた伝記ドラマ。
主演は『キングスマン』シリーズなどのタロン・エジャトン、共演に『リヴァプール、最後の恋』などのジェイミー・ベル、
『ジュラシック・ワールド』シリーズなどのブライス・ダラス・ハワードらが名を連ねる。
『キック・アス』などのマシュー・ヴォーン監督とエルトン・ジョン自身が製作を務め、
『サンシャイン/歌声が響く街』などのデクスター・フレッチャーがメガホンを取った。

少年レジナルド・ドワイトは、両親が不仲で孤独だったが、音楽の才能に恵まれていた。
エルトン・ジョン(タロン・エジャトン)という新たな名前で音楽活動を始めた彼は、
バーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)と運命的な出会いを果たし、
二人で作った「Your Song/ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」など、
ヒットナンバーを次々と世に送り出して世界的な名声を得ることになる。

感想:
実存する本物のスーパースター、エルトン・ジョン。
その自伝的な映画なので、どこの部分を描くか、
どこまでを描くかはディレクションの見せ所、
脚本がことさら重要なのですが、とても良いバランスだったように思います。
特に最近のエルトンのシーンはバッサリ切って、

青春の栄光と挫折、
孤独と救済、
愛情と友情に焦点を当てて、
赤裸々に描くことで、
人間エルトンが浮かび上がり、
その歌声の説得力が深まっていたと思いました。

出演陣もタロンはもうエルトンそのものにしか見えなかったし、
歌唱シーンも素晴らしい。

新年の一本目にちょうどよい作品だったと思います!

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です!しいて言えばもうちょっと歌が聴きたかったかも。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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by alcyon | 映画観た
2019年12月26日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【2019年映画総まとめ】全リストとベストテンです!

さてさて、2019年の映画鑑賞全記録です。
DVDが多いので旧作も含みます。あくまでも「今年見た」です。

2019年1月・・・8本

「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」 3.9
「ウインドリバー」 3.9
「タクシー運転手 約束は海をこえて」4.1
「祈りの幕が下りる時」3.8
「空飛ぶタイヤ」 3.6
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ アディオス」 3.6
「ラッカは静かに虐殺されている」  4.8
「告白小説、その結末」3.4

2019年2月・・・13本

「バッドジーニアス」4.0
「検察側の罪人」 3.4
「1987、ある闘いの真実」 4.4
「バジュランギおじさんと小さな迷子」 4.7
「七つの会議」  4.0
「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」3.3
「幼な子われらに生まれ」 4.0
「ノクターナル・アニマルズ」 3.6
「ウイスキーと二人の花嫁」  3.4
「モリーズゲーム」  3.8
「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」3.7
「女は二度決断する」3.7

2019年3月・・・10本

「翔んで埼玉」  4.0
「グリーンブック」  4.2
「寝ても覚めても」 3.6
「判決、ふたつの希望」 4.2
「愛しのアイリーン」3.7
「パパはわるものチャンピオン」 4.0
「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」4.1
「3D彼女 リアルガール」 3.5
「V.I.P. 修羅の獣たち」  3.9
「クレイジーリッチ」  3.9

2019年4月・・・7本

「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」  3.9
「サーチ」  4.5
「止められるか、俺たちを」  3.3
「くるみ割り人形と秘密の王国」 3.4
「ピッチ・パーフェクト ラストステージ」 3.7
「万引き家族」 3.9
「オーケストラ・クラス」3.6

2019年5月・・・15本

「マイプレシャスリスト」 3.6
「SUNNY 強い気持ち、強い愛」 3.8
「キングダム」 3.9
「教誨師」 4.2
「新感染 ファイナル・エクスプレス」  4.2
「スターリンの葬送狂騒曲」 3.5
「若おかみは小学生!」  4.3
「ゴールデンスランバー」3.9
「きみの鳥はうたえる」3.5
「生きてるだけで、愛」 3.0
「LOVELESS」  3.8
「最初で最後のキス」  4.2
「それだけが、僕の世界」 4.3
「ここは退屈迎えに来て」 3.4
「14の夜」  3.6

2019年6月・・・9本

「スタンリーのお弁当箱」 3.7
「二重生活」 3.3
「ソウルキッチン」 3.7
「500ページの夢の束」 3.9
「スティルライフ・オブ・メモリーズ」  3.2
「ギャングース」 3.5
「アトミック・ブロンド」 3.5
「新しき世界」4.3
「傷だらけのふたり」 3.8

2019年7月・・・15本

「The Witch/魔女」 4.0
「トイ・ストーリー」 3.9
「SANJU/サンジュ」3.5
「シンプルフェイバー」 3.5
「メビウス」 3.3
「累(かさね)」 3.8
「チェリーボーイズ」 3.1
「ファーストマン」 3.8
「未来を乗り換えた男」3.2
「アイ・フィール・プリティ」  3.5
「メリー・ポピンズリターンズ」3.5
「女王陛下のお気に入り」 3.8
「新聞記者」  4.5
「海獣の子供」  4.8
「運び屋」  4.3

2019年8月・・・6本

「ゴッズオウンカントリー」 4.0
「渇き」 3.4
「ジュリアン」 3.4
「家(うち)へ帰ろう」3.9
「バンブルビー」 4.0
「ヘイトユーギブ」 4.0

2019年9月・・・2本

「青の帰り道」4.0
「ダーティ・ガイズ」 3.0

2019年10月・・・14本

「チワワちゃん」 3.1
「バーニング 劇場版」 4.2
「神弓-KAMIYUMI-」 3.9
「美人が婚活してみたら」  3.4
「斬、」4.0
「半世界」  4.1
「記者たち」  3.7
「ねことじいちゃん」 3.5
「アニアーラ」  3.6
「ブラック・クランズマン」3.8
「21世紀の女の子」 3.7
「フロントランナー」 3.2
「芳華-YOUTH」  4.5
「アナと世界の終わり」  3.4

2019年11月・・・10本

「ちいさな独裁者」 3.5
「ギルティ」  4.0
「スノーロワイヤル」  3.6
「さよならくちびる」  3.4
「愛がなんだ」  3.8
「蜜蜂と遠雷」 3.8
「天気の子」 4.0
「ジョーカー」  4.3
「町田くんの世界」 4.1
「ホワイトクロウ」 3.6

2019年12月 ・・・10本

「わたしを離さないで」 3.7
「三人の夫」  3.5
「神と共に 第一章:罪と罰」  3.7
「ダンスウィズミー」  3.3
「いちごの唄」 3.9
「僕たちは希望という名の列車に乗った」4.0
「幸福なラザロ」 3.6
「ガルヴェストン」 3.4
「風が強く吹いている」3.8
「ケンとカズ」  3.9

119本+BLOGにしていない1本で合計120本でした。。

【今年のベスト10】

「バジュランギおじさんと小さな迷子」
「芳華-YOUTH」 
「ラッカは静かに虐殺されている」 
「海獣の子供」
「教誨師」
「タクシー運転手 約束は海をこえて」
「新聞記者」
「ジョーカー」 
「最初で最後のキス」 
10「サーチ」  

でした!
評価点を見直し、
バランス、バラエティを考えながら、
それでも『お話のしっかりしたもの』を選びました。

正直、すごい難作業でした、、、。

3.5-4.0ぐらいに面白いものが多かったように思います。
4.0以上は心に刺さりまくる名作揃いだった年でした。

来年も100本ぐらいは観たいです!
今年見た120本、1本除いてすべておすすめです!

 

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2019年12月25日

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kazu_R

【観た/2019年119本目】映画「ケンとカズ」観ました。

裏社会に生きる若者の腐れ縁を描き、
日本のインディペンデント映画を集めた第28回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門で作品賞を受賞した犯罪ドラマ。
自動車修理工場で働きながら覚せい剤を売りさばく二人の男が、
家庭の事情を抱えながら犯罪はびこる裏社会で生きていく姿を活写する。
監督は、本作が初長編となる小路紘史。
タイトルロールのケンとカズを演じるのはカトウシンスケと毎熊克哉。
男同士の葛藤や、その世界でしか生きられない男たちの宿命に引き込まれる。

ケン(カトウシンスケ)とカズ(毎熊克哉)は自動車修理工場で働きながら、裏では覚せい剤の取引をしていた。
ケンは恋人の早紀が身ごもっており、彼女と生まれてくる子供のために人生をやり直そうと考えていた。
一方、カズは母親のことで問題を抱えていた。
カズは密売ルートを増やすべく、敵対グループと手を組もうと画策する。

感想:
DVDで探していたのですが大手レンタル店では見つからず。。。
そんな折、Huluで突然アップされていたので慌てて鑑賞しました。
お話の骨格は初期北野作品にも通じる、静かな、「鉄の味のする」物語。

青春の最後の方に誰しも直面する、
家族の問題の絡め方、
忍び寄る濃い影、
逃れられない因果。

オフビートで綴られる構成の巧みさは「正統・北野チルドレン」と言ってよいのではないでしょうか。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.9です。
もう少し尺が長くても良いし、色気もほしい。
次回作に期待の持てる作品でした!

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