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アルシオン通信

Alcyon Blog

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2020年05月19日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年60本目】映画「ジョン・ウィック」観ました。

解説・あらすじ:
キアヌ・リーヴスがすご腕の元ヒットマンを演じたアクション。
ロシアン・マフィアに平穏な日々を壊された元暗殺者が、壮絶な復讐に乗り出していく。
メガホンを取るのは、『マトリックス』シリーズなどのスタントを務めてきたチャド・スタエルスキ。
ウィレム・デフォー、イアン・マクシェーンら、実力派が共演する。
全編を貫くダークでスタイリッシュなビジュアルに加え、
カンフーと銃撃戦を融合させた迫力のアクションも必見。

伝説的な暗殺者として裏社会にその名をとどろかせるも、殺しの仕事から手を引いたジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)。
暴力から遠く慣れた毎日に安らぎを覚えていた彼だったが、それをロシアン・マフィアによって奪われる。
怒りと憎しみに支配された彼は、封印していた殺しのスキルをよみがえらせ、ロシアン・マフィアへのリベンジを果たすことを決意する。

感想:
やり過ぎ感満載の復讐劇!
キアヌ・リーブスのアクションシーンは綿密で多彩、流石の一言です!
ダークな世界観、裏社会のルール的な設定も興味深かったです。
ただ、途中からアクションシーンオンリーな感もあり、
せっかくの設定やキャラ立ち、ストーリーがやや「おいてけぼり」にも感じました。
ともあれ、シリーズ化していて2.3、今年は4まであるようです。
楽しみに追跡してみたいと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.7です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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by alcyon | 映画観た
2020年05月18日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年59本目】映画「存在のない子どもたち」観ました。

解説・あらすじ:
『キャラメル』などのナディーン・ラバキー監督が、中東の社会問題に切り込んだドラマ。
主人公の少年が、さまざまな困難に向き合う姿を描く。
ラバキー監督も出演するほか、ゼイン・アル・ラフィーア、ヨルダノス・シフェラウ、ボルワティフ・トレジャー・バンコレらが出演。
第71回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したほか、第91回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。

12歳のゼインは、中東のスラムで両親とたくさんの兄弟姉妹と住んでいるが、親が彼の出生届を出さなかったため身分証明書を持っていなかった。
彼は11歳の妹と仲が良かった。しかし妹は知人の年上の男性と無理やり結婚させられてしまう。
怒ったゼインは、家を飛び出して職を探そうとするが、身分証明書がないため仕事ができなかった。

感想:
胸にずっしりと迫る、「痛い」、社会派ドラマでした。
不法移民や無戸籍問題、人身売買、強制結婚、、、。
中東の社会問題を、より弱者である子供の視点から大人の無責任、無作為を抉る、、。
特にキャスト陣の存在感が凄まじく、主人公ゼインの「怒り」には心が貫かれる思いでした、、。
これを関係のない世界のこと、と考えるのか、同じ世界の現実と考えるのか。
後者であるべきだし、それが大人の責任であると感じました。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.0です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2020年05月17日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年58本目】映画「殺さない彼と死なない彼女」観ました。

解説・あらすじ:
漫画家の世紀末がSNSで発表したコミックを原作にした青春ドラマ。
心優しい女子とツンデレ男子の触れ合いを映し出す。
メガホンを取るのは『逆光の頃』などの小林啓一。
間宮祥太朗、桜井日奈子が主演を務める。

高校3年生の小坂れい(間宮祥太朗)は、退屈な学校生活を送っている。
ある日彼は、教室でハチの死骸を埋葬しているクラスメートの鹿野なな(桜井日奈子)を見掛ける。
リストカットを繰り返し「死にたい」が口癖の割には、死んだハチの命を重んじる彼女に小坂は興味を示し、鹿野も小坂に心を開く。
やがて二人にとって一緒にいることが当たり前になる。

感想:
いくつかのお話が群像的に描かれた、基本的には青春ラブストーリー。

いやいや、これは!
涙腺崩壊、、。凄まじく涙が、、、。

前提として僕は男子校出身なので「共学校の風景」は知り得ず、あるある的な共感は難しいのです。
それでもなお、この作品に心寄せることができたのは、単なるラブコメではなく感じたから。
自分と向き合い、他者との繋がりを求め、弱さを受け入れていく過程が丁寧に描かれていて、
それは何も青春だけの1ページではなく、大人にになった今も同じだからだと思うのです。

どのストーリーも愛おしい。
ラスト30分の儚さ、もまた切ない。

生きていくこと。
進むこと。

力強く前を向く勇気を与えてくれる、良作だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.3です。
間宮祥太朗さん、桜井日奈子さんのフィルモグラフィーのなかで、まぎれもない重要作。
必見です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2020年05月16日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年57本目】映画「悪女」観ました。

解説・あらすじ:
『殺人の告白』のチョン・ビョンギルが監督を務め、『渇き』などのキム・オクビンをヒロインに迎えたスタイリッシュアクション。
主人公の殺し屋が亡き夫のリベンジを果たし、やがて国家の暗殺者となる姿を華麗なアクションと共に映し出す。
『高地戦』などのシン・ハギュンや『私は公務員だ』などのソンジュンらが共演。
日本刀や自動小銃などを駆使したアクションシーンを、キム・オクビンがほぼ自分で演じ切った。

スクヒ(キム・オクビン)は犯罪グループの殺し屋として成長し、やがて育ての親ジュンサン(シン・ハギュン)に好意を抱くようになり結婚する。
だが、まもなくジュンサンが対立する組織によって殺され、スクヒは復讐(ふくしゅう)を実行する。
その後彼女は国家組織に身柄を拘束され、10年後の自由と引き換えに国家専属の暗殺者となる。

またもや韓国発のクライムアクション。
なんと言ってもアクション描写の多彩さ、過剰さ、正確さは圧巻!
ストーリーも骨格がしっかり、筋肉質な仕上がり。
時系列もわかりにくさはなく、主要人物の「入退場」もタイミングよく、
伏線の回収や、「愛と憎しみ」「希望と絶望」のテーマ追求もうまくまとまっていたと思います。
女性もののアクション、いくつか観てますがこの作品はまさに出色。
快作だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.9です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2020年05月15日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年56本目】映画「白い暴動」観ました。

解説・あらすじ

1970年代後半のイギリスで広がった人種差別撤廃運動「ロック・アゲインスト・レイシズム(RAR)」のドキュメンタリー。
人種差別の撤廃を主張する活動を始めた若者たちがデモや音楽フェスを実現させていく様子を、
アーカイブ映像やインタビュー、アーティストのパフォーマンスを通じてひもとく。
監督を務めたのは、アジア系移民の家に生まれ、BBCのドキュメンタリーなどを手掛けてきたルビカ・シャー。

1970年代のイギリスで、市民の不安や不満が移民に向けられる中、
レッド・ソーンダズさんら数人の若者が人種差別の撤廃を主張する社会運動「ロック・アゲインスト・レイシズム(RAR)」を起こす。
自費出版の雑誌による抗議活動は、やがてザ・クラッシュといった著名なミュージシャンと結び付き、少しずつ支持を集める。
そして1978年4月、RARのデモ活動におよそ10万人が集まり、終着地では音楽フェスが開催される。

感想:
事実としてはうっすら知っていた、RARの活動ですが、実にわかりやすくまとめてあったと思います。
全体主義とか急進派の危険さは今も昔も変わらないのですが、「反体制」としてのアートや音楽の位置づけはやっぱり馴染みが薄く、
それだけに力強くも感じましたし、正直羨ましくも思いました。
映画の出来としてはもうちょっと音楽の出番を多くしてもらいたいし、クラッシュの出番ももっとほしい、
エンタメ感は思ったよりも薄く感じました。
(もっとも、ドキュメンタリーなので盛り上がりを期待するな、と言われればそれまでなのですが、、、)

【評価点・つけるとしたら】
☆3.5です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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by alcyon | 映画観た
2020年05月12日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年55本目】映画「引っ越し大名!」観ました。

解説・あらすじ:
『超高速!参勤交代』シリーズの原作、脚本を手掛けた土橋章宏の「引っ越し大名三千里」を映画化。
何度も国替え(引っ越し)をさせられた実在の大名・松平直矩のエピソードを基に、
高額な費用のかかる遠方への引っ越しを、知恵と工夫で乗り切ろうとする姫路藩士たちの奮闘を描く。
国替えを担当する奉行を星野源が演じるほか、高橋一生、高畑充希らが共演。
『のぼうの城』などの犬童一心が監督を務めた。

姫路藩主の松平直矩は、幕府から豊後・日田への国替えを命じられ、
度重なる国替えで財政が困窮している上に減封と、藩最大のピンチに頭を抱えていた。
ある日、人と交わらずにいつも本を読んでいて「かたつむり」と呼ばれている書庫番の片桐春之介(星野源)は、
書物好きなら博識だろうと、国替えを仕切る引っ越し奉行に任命される。

感想:
歴史ものはあんまり観ないのです、、。
理由は、時代背景や予備知識がないと楽しめない事が多いためです。
そこで今作なのですが、そういう僕のような「歴史初心者」にとても優しい設計。
脚本もおそらくはギリギリまでシンプルにし、娯楽映画としてのフォーマットを踏襲しながら、
それでも確かに「伝えたいこと」まで観客を運んでいいたように思います。
また、キャスティングも絶妙。
主役級から脇役、隅々実力派で固めた布陣。ひとりひとりに見せ場がしっかりある演出も良かったのではないでしょうか。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8ぐらいです。もうちょっと「ロマンス」があっても良かったかなあ。

ちなみに
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2020年05月10日

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【観た/2020年54本目】映画「ガール」観ました。

解説・あらすじ:
第71回カンヌ国際映画祭でカメラドールなどを受賞したヒューマンドラマ。
トランスジェンダーの主人公が葛藤しながら、バレリーナを目指して奮闘する。
メガホンを取るのは、ベルギーのルーカス・ドン。
自身もバレエスクールに通うダンサーで、映画初出演となるヴィクトール・ポルスターが主演を務め、
『マリア・スクウォドフスカ=キュリー』などのアリエ・ワルトアルテらが共演した。

15歳のトランスジェンダー、ララ(ヴィクトール・ポルスター)は娘の夢を応援する父(アリエ・ワルトアルテ)に支えられ、
バレリーナを目指して難関のバレエ学校への編入を果たす。
それと同時にララが待ち望んでいたホルモン療法も始まるが、効果はなかなか現れなかった。
それでも夢のためにバレエに没頭し、そのかいもあって先生の目も少しずつララに向けられるようになる。

感想:
トランスジェンダーを題材にした映画はとてもデリケート。
鑑賞するのも気構えがいるのですが、やはり結構ハードな内容でした、、、。
バレエの才能に恵まれ、努力も惜しまないヒロイン。
クラスメイトの嫉妬心は残酷、、、。
一方、家族の惜しみない愛情や医療チームのフラットさはベルギーの成熟を痛感させられました。
人が人として生き抜いていくための努力、挫折、葛藤とかけがいのない自由。
けして理解の範囲外ではない、自分の物語だと感じる作品だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.7です。

ちなみに
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by alcyon | 映画観た
2020年05月04日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
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【観た/2020年53本目】映画「エンテベ空港の7日間」観ました。

解説・あらすじ:
イスラエルの空港で実際に起きたハイジャック事件を題材にしたポリティカルサスペンス。
ハイジャック犯とイスラエル国防軍がにらみ合う中での人質救出作戦を映し出す。
監督はジョゼ・パジーリャ。
『ゴーン・ガール』などのロザムンド・パイク、
『ラッシュ/プライドと友情』などのダニエル・ブリュールらが出演した。

1976年のイスラエル。空港からパリに向けて飛び立とうとしていたエールフランスの旅客機がハイジャックされる。
ハイジャック犯は乗員乗客の解放と引き換えに、50人以上の親パレスチナ過激派の解放と500万ドルを要求する。
首相が交渉で解決できる道を模索する中、国防大臣はテロリストの要望に応えることに反対し、士官たちとひそかに人質奪還計画を進める。

感想:
とてもソリッドで挑戦的な作品でした。
お話自体は有名な事件を扱ったものですので結果は先にネタバレ済みでした。
ですので、スリリングな展開よりもこの題材をどの視点で切り取っていくのかが映画の興味でした。
結論としては、ハイジャック犯側の心情描写に踏み込んだのはとても挑戦的。
一方、イスラエル側の描写は少しぬるく感じます。
演出の政治的なポジションがおそらく意図していたものより、
「何らかの理由で」バランスが取れなくなったのではないでしょうか?
ダンスシーンも、もっとメタを効かせても良かったと思います。
ともあれ当時のアフリカ情勢も含めこんなにセンシティブな題材を斬りに行った意欲は素晴らしいと思いました。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.6です。
少なくともイスラエル建国の成り立ち、アフリカにおけるアミンの位置づけは事前にチェックが必要です。
そうじゃないとただのアクションの薄いハイジャックムービー、もったいないです。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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2020年05月03日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
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【観た/2020年52本目】映画「イエスタデイ」観ました。

解説・あらすじ:
自分以外はバンド「ザ・ビートルズ」を知らない状態になった青年の姿を描くコメディー。
『スラムドッグ$ミリオネア』などのダニー・ボイルがメガホンを取り、『ラブ・アクチュアリー』などのリチャード・カーティスが脚本を手掛けた。
青年をヒメーシュ・パテルが演じ、『シンデレラ』などのリリー・ジェームズ、
『ゴーストバスターズ』などのケイト・マッキノンのほか、ミュージシャンのエド・シーランが出演する。

イギリスの海辺の町に暮らすシンガー・ソングライターのジャック(ヒメーシュ・パテル)は、
幼なじみで親友のエリー(リリー・ジェームズ)に支えられてきたが全く売れず、夢を諦めようとしていた。
ある日ジャックは、停電が原因で交通事故に遭遇。昏睡状態から目覚めると、
この世には「ザ・ビートルズ」がいないことになっていた。

感想:
上手い!
上手い発想、上手い脚本、上手い演出、そして上手い演技。
そりゃあ、面白いはずです!
「ビートルズのない世界」でどうするのか?
そりゃあ、高名を得たいですよね、人間ですもの。。
そりゃあ、葛藤もするよね、人間ですもの。
このワンアイデア一発勝負、一直線なストーリーを、
こんなに豊かなヒューマンドラマに仕上げたダニー&リチャード、さすがです!
また、溢れるビートルズ愛、リスペクトも素晴らしい。
そりゃあ、あれだけの楽曲数を残した彼等の音楽、すべてのファンを納得させるのは困難。
であるならば、この「絞り方」は覚悟がいる作業だったと思います。
キャスト陣も、まさに今のイギリスを反映したマルチカルチャー。これも配役お見事。
とりわけリリー・ジェイムス!まさにはまり役だったのではないでしょうか!

【評価点・つけるとしたら】
☆4.2です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
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2020年05月01日

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【観た/2020年51本目】映画「37セカンズ」観ました。

解説・あらすじ:
手足が不自由な主人公が外の世界へ飛び出す姿を描き、第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門最高賞(観客賞)などを受賞したヒューマンドラマ。
障害者の主人公が成長していく過程が描かれる。
監督はアメリカで映画を学び、本作で長編デビューを果たしたHIKARI。
主演をオーディションで選ばれた実際に障害のある佳山明が務め、神野三鈴、大東駿介、渡辺真起子、渋川清彦、板谷由夏らが脇を固める。

23歳の貴田ユマ(佳山明)は、生まれたときに37秒間呼吸が止まったため、手足を自由に動かすことができない。
過保護な母・恭子(神野三鈴)のもとで閉ざされた生活を送りつつ、漫画家のゴーストライターをしているが、
自分の作品を出せないことに複雑な気持ちを抱いていた。

感想:
正直、普段は観ないジャンルの映画だったのです。
ですが、観て正解。じゃなくて、「よかった」。(>ここネタバレです)

障害を取り扱う事はとてもセンシティブ。切り口を1ミリ違えば大出血、というのが僕の持論。
(なのでこわくてあまり観てない。)
ですが今作では、まさに1ミリも違わず!
最高の視点から人の生き方を見つめ、しっかりとした脚本を作り上げ、丁寧に演出。
役者陣も制作陣と一体となった、素晴らしい名演。
この映画から受け取ったのは「同情」や「憐れみ」ではなく、
まぎれもない「生きる勇気」「生きる歓び」、そして「優しさの本質」だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.6です!今観るべき作品。このためだけにでもNETFLIXに入会する意味があります。

ちなみに
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