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アルシオン通信

Alcyon Blog

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2020年07月07日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年90本目】映画「Red」観ました。

【解説・あらすじ】

直木賞作家・島本理生の長編小説を実写映画化。
誰もがうらやむ生活を送っていた人妻の運命が、思いも寄らない方向に動き出す。
禁断の恋を再燃させる二人に夏帆と妻夫木聡がふんし、柄本佑、間宮祥太朗らが共演。
『幼な子われらに生まれ』などの三島有紀子監督がメガホンを取る。

夫の村主真(間宮祥太朗)は一流商社勤務で、かわいい娘にも恵まれ何不自由ない生活を送る塔子(夏帆)は、
かつて恋人だった建築家・鞍田秋彦(妻夫木聡)と10年ぶりに再会する。
鞍田は、行き場のない思いを抱えていた塔子の心を徐々に解きほぐしていく。
しかし鞍田にはある秘密があった。

※以上yahoo映画より引用

感想:
原作は未読です。
ストーリーとしては女性の生(生き様)と性(生き方)を問う、
結構ステレオタイプなストーリーに感じました。
おそらく本来的には性描写の細やかさだったり深さだったりでオリジナリティを担保したいのだと思うのですが、
そのあたり、思っていたよりかなりライト。
ちょっと唐突なシーンや、あまりにあんまりな描写も多く、少し価値観的にも古く感じました。
もうちょっとアップデートしても良かったのでないかと感じました。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.5ぐらいです。。柄本くんも含め、みんなもっとできたはず。。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

もちろん「オススメ☆」です♪
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伊東のホテル|伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオン
by alcyon | 映画観た
2020年07月03日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年89本目】映画「わたしは光をにぎっている」観ました。

【解説・あらすじ】

ドラマ「この世界の片隅に」などの松本穂香がヒロインを演じたヒューマンドラマ。
銭湯を手伝う女性が、そこに集う人々との触れ合いを通じて生き方を見いだす。
メガホンを取るのは『走れ、絶望に追いつかれない速さで』などの中川龍太郎。
共演は『ギャングース』などの渡辺大知をはじめ、徳永えり、吉村界人、光石研、樫山文枝ら。

両親が他界し、長野県・野尻湖のほとりにある民宿を祖母と切り盛りしてきた20歳の宮川澪(松本穂香)は、
祖母が入院して民宿を閉めることを余儀なくされる。
亡き父の親友・京介を頼って上京した澪は、彼が営む銭湯に居候しながら職を探すが、
都会になじむことができない。
銭湯を手伝ううちに、映画監督を目指す銀次や会社員の美琴といった常連客と触れ合うようになるが、
ある日、区画整理で銭湯が閉店することを知る。

※以上yahoo映画より引用

感想:
じんわり、ほのぼのとしたドラマでした。
銭湯や古い映画館ななど忘れられていく風景をモチーフに、
忘れがたい人間同士の距離感、
息の温度を感じるほどのある種の狭さを描き出していたように思います。
最期は光という形のないものが人をつないでゆくのですが、
その所在なさ、あるいは確かさみたいなものには、
「映画の中にいる」心地よさを感じることができたと思います。
また、松本穂香さんはこういう感じのお芝居、上手に感じました。
当たり役だったのではないでしょうか。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.6です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2020年07月02日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年88本目】映画「ひとよ」観ました。

【解説・あらすじ】

劇作家・桑原裕子が主宰する劇団KAKUTAの代表作を実写映画化。
ある事件で運命を狂わされた家族が再会し、絆を取り戻そうとする。
『孤狼の血』などの白石和彌がメガホンを取り、『凶悪』などで白石監督と組んできた高橋泉が脚本を担当。
3兄妹に佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、彼らの母親に田中裕子がふんする。

ある雨の夜、稲村家の母・こはる(田中裕子)は3人の子供たちを守るため夫を殺害し、子供たちとの15年後の再会を誓って家を後にした。
事件以来、残された次男・雄二(佐藤健)、長男・大樹(鈴木亮平)、長女・園子(松岡茉優)は、心に傷を抱えたまま成長する。
やがてこはるが帰ってくる。

※以上yahoo映画より引用

感想:
父親の暴力によって壊れてしまった家族の、再生の物語。
まず、なんと言ってもキャスト陣の豪華さと確かな演技力!
3兄妹+母もさることながら脇を固めるタクシー会社の面々も強力で、
豊かな演技でセリフの一言一言を丁寧に紡いでいます。
お話自体はよくある家族再生物のカテゴリーに収まるのですが、
いくつかのサブストーリーを走らせることによって本編に重みをもたせる、
とりわけ佐々木蔵之介のストーリーの絡ませ方、回収の仕方は素晴らしかったと思います。
しいて言えばなんですが、ラストシーンに向けてのカーチェイスシーンはもう少し整理してもよく、
最期のタクシーに乗るシーンあたりは誰が運転しているのかで印象が変わったように思いました。

【評価点・つけるとしたら】
☆3.9です。松岡茉優のターニングポイント的な作品であったとも思います。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2020年06月29日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年87本目】映画「娘は戦場で生まれた」観ました。

【解説・あらすじ】

シリアのワアド・アル=カデブ監督が自身や周囲の人々の生活と、シリアの現状を記録したドキュメンタリー。
死と隣り合わせの中で営まれる日常を映し出す。
共同で監督を務めたのは、ドキュメンタリーなどを手掛けてきたエドワード・ワッツ。
カンヌ国際映画祭など各国の賞レースを席巻した。

内戦が続くシリアでジャーナリストに憧れを抱く学生のワアドは、デモに参加したことをきっかけにスマートフォンで撮影するようになる。
戦火が激しさを増し多くの人々が亡くなっていく中、ワアドは医師志望の青年ハムザと結婚し、やがて娘を授かる。
「サマ」と名付けた娘のため、ワアドは周囲の人々の生きた証を撮り続ける。

 ※以上yahoo映画より引用

感想:
今尚解決の糸口が見えないシリア情勢を女性目線で切り取ったドキュメンタリー。
とにかく重くて辛い映画でした。
辛い感情になるのははじめからわかっていたのですが、じゃあ、観なくてよいのか?

シリアの国で起きていることは自分に無関係なのか?
同じ世界で起きている、同じ人間が起こしていることとして知らなきゃと思いましたし、
無知でいることが誰を追い込んでいくのか、同じ市民として多少なりとも責任を感じながら鑑賞しました。

アサド政権が自国民に対して行っていること。
それに対する強国の介入と無関心。
混乱に乗じて浸潤してくるテロ組織。

戦争が生み出すものは本当に破壊と死のみ。
子供だろうが老人だろうが、平等に行われる虐殺。

この現実を前に立ち向かえるのはやはり「声」だけ。
ジャーナリズムを止めないことは命を守ることと同義だと強く感じました。

翻って。
「そうだ、難民になろう」とか「身代金がなんちゃら」とか、無知が独り歩きしすぎ。
この「他人事感覚」が誰を苦しめ、もし近隣で有事の際にはどう跳ね返ってくるのか、
もっと考えなければならないのではないでしょうか。

詳しい情勢の解説はWIKI等に譲りますが、
ぜひ皆さんにも知ってほしい作品でした。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.3です。同じシリア内戦を描いたドキュメンタリー「ラッカは静かに虐殺されている」もあわせてみていただきたいです。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2020年06月24日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年86本目】映画「マイフレンド・フォーエバー」観ました。

【解説・あらすじ】

ある日、エリックの家の隣に新しい住人が引っ越してきた。
その家の子供デクスターはHIV感染者だという。
始めは戸惑い、敬遠していたエリックだったが、やがてデクスターと心が通い合い、友情が芽生えてきた。
そしてエリックは“彼の治療法を見つける”とデクスターを連れてあてどのない旅に出掛けるが……。
HIVに感染した少年と、その友人エリックとの友情を描いた感動作。
デクスターの母親役、アナベラ・シオラの演技が秀逸。
※以上yahoo映画より引用

感想:
こういう映画が不朽の名作というのだと思います。

男の子同志の友情を描くジュブナイルストーリーは数多くあり、
もちろんこの作品もその文法通りに進み、また難病ムービーの定番な展開になってゆくのですが、、、。

誰かの最期、とりわけ親しい者との別れを受け入れることは、たしかに大人への通過儀礼。
でも、そんなに早く行くことはないじゃないか。
でも、そんなに早く大人にならなくてもいいじゃないか。
願うような気持ちで見ていましたがストーリーは冷徹に別れを表現していました。

また、友人デクスターのおかれた環境は今尚、形を変えながら根深く残る社会性を帯びていますし、
主人公エリックの純粋さは逆に現在では失われたものに感じ、大きな喪失感を覚えました。

ふたりとも母子家庭という設定なのですが、母親としての描写、演技も素晴らしかったです。
誰も悪くない。
誰も悪くないのに、、、。
環境が生きづらさを浮き彫りにする構図はこれもまた今尚続く課題で、
だからこそデクスター・母の人間としての優しさ、思いやりの深さが際立って感じました。

そしてラストシーン。
悲しく、寂しく、そして希望のある、あのラスト。
涙腺、壊れました、、。
そりゃあ、泣くでしょ。泣けなきゃまずいでしょう。
無理やり泣かせに行くタイプの映画ではないと思いますが、
感情のど真ん中を抉る、抉る。。

心のリトマス試験紙みたいな映画だったと思います。
これは折を見て見返そうかなと思える作品でした。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.5です!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

【評価点・つけるとしたら】

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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by alcyon | 映画観た
2020年06月23日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
kazu_R

【観た/2020年85本目】映画「黒い司法」観ました。

【解説・あらすじ】

冤罪で死刑宣告された被告人の容疑を晴らそうとする弁護士の奮闘を描いた人間ドラマ。
ブライアン・スティーヴンソンのノンフィクションを、『ショート・ターム』などのデスティン・ダニエル・クレットン監督が映画化した。
主人公を『クリード』シリーズなどのマイケル・B・ジョーダン、死刑囚を『ジャンゴ 繋がれざる者』などのジェイミー・フォックス、
主人公の協力者を『ルーム』などのブリー・ラーソンが演じる。

黒人に対する差別が横行している1980年代のアラバマ州。
黒人の被告人ウォルター(ジェイミー・フォックス)は、身に覚えのない罪で死刑を宣告されてしまう。
新人弁護士のブライアン(マイケル・B・ジョーダン)は、彼の無実を証明するために奔走するが、
陪審員は白人で、証言は仕組まれ、証人や弁護士たちは脅迫されていた。

※以上yahoo映画より引用

感想:
実話に基づく物語なので、結論ありき、一定のフォーマットの中に収まる法廷物ではあるのですが、、。
それにしても酷い。。。
警察、検察、裁判所は推定無罪の原則も何処へやら、証拠のでっち上げ、恣意的な陪審員選択、証人の違法逮捕(脅迫)ともうやりたい放題。
現在も連綿と続く差別の構造保存、アメリカにおける冤罪率の高さ、ひでえなアメリカ、、と思いつつ、はたと気づけばこれは全くの「他山の石」で、
形と題材を変えれば日本でも、あるいはどの国でも同様のことが起こりうると、人間の業の恐ろしさを感じました。
最後に見えた希望の光、正義を認める潔さ、良心に従う人間性は、今の社会に欠如している由々しき問題。
とかく人権問題を政治主張に絡め軽視する人達がいる風潮も気になります。
生きる権利について、目を背けずに大きな枠で考えなければならない作品だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.2です!もうちょっとマシな邦題をつけてほしかったです!

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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by alcyon | 映画観た
2020年06月21日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
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【観た/2020年84本目】映画「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」観ました。

【解説・あらすじ】

才能あふれる国務長官と融通の効かないジャーナリストが織り成すラブコメディー。
シャーリーズ・セロンふんする高嶺の花に恋するジャーナリストをセス・ローゲンが演じるほか、
アンディ・サーキス、アレキサンダー・スカルスガルドらが共演。
ジョナサン・レヴィンがメガホンを取った。

アメリカの国務長官として世界中を駆け回るシャーロット(シャーリーズ・セロン)は、
大統領選への出馬に向けて、選挙のスピーチ原稿をジャーナリストのフレッド(セス・ローゲン)に依頼する。
フレッドは、常にその動向が注目されるシャーロットと行動するうちに、自分とは不釣り合いと知りながら彼女のことを好きになるが、
その先には幾多の難関があった。

※以上yahoo映画より引用

感想:
フォーマットは古きゆかしき、伝統のアメリカンラブコメ。
タイトル通りのありえない、女性国務長官と失職したジャーナリストの釣り合わない恋物語、全くのローマンホリデーなんですが、、。

ストーリーに政治的なメッセージ、特に現アメリカ・トランプ政権への批判がしっかり込められているのが肝。
環境問題や格差社会、監視(盗撮)問題やネットの「悪用」といった、出るは出るは、、、。
最後の最後、互いの主張の良いところを認めようみたいなシーンもおりはさみ、うまいこと収めたな、と思います。

結論。
嫌いじゃないですwやっぱりラブコメはこうでなくちゃ!

【評価点・つけるとしたら】
☆3.8です。

ちなみに
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by alcyon | 映画観た
2020年06月16日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
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【観た/2020年83本目】映画「殺人の追憶」観ました。

【解説・あらすじ】

実際に起きた未解決連続殺人事件をテーマにした衝撃サスペンス。
韓国で560万人を越える動員数を記録。
事実を基に綿密に構成された脚本と緊迫感あふれる映像で、犯人を追う刑事たちの焦燥感が身近に迫る。
東京国際映画祭アジア映画賞受賞。主役は韓国の名優、ソン・ガンホ。
田舎町の少々、愚鈍な刑事を演じるため、体重を10kg増やし役作りした。
監督・脚本は『パラサイト』のポン・ジュノ。

1986年10月23日、農村で若い女性の変死体が発見される。
地元の刑事パク(ソン・ガンホ)は地道な取り調べを始めるが、
現場は大勢の見物人で荒らされ、なかなか証拠がつかめない。
やがて、第ニの事件が起きてしまう。

※以上yahoo映画より引用

感想:
いまや、「世界のポン・ジュノ」、初期の傑作。
韓国3代未解決殺人事件の一つと言われる題材を忠実かつ絶妙な味付けで仕上げています。
韓国ムービー特有の血の温度を感じるシーンはほとんどなく、
むしろ当時の軍事政権の中、閉塞感漂う韓国社会と、比例するように機能しない警察組織、
「どこの世界でもあるような」正義の敗北といったものを執拗に追っていたように感じました。
もちろん、名優ソン・ガンホの広く深い演技は必見。彼にしかできない演技が確かに存在することを証明しています。
いずれ世界の大きな賞をとるのではないでしょうか。
ちなみにこの映画の基になった事件には後日談があり、時系列にするとなかなか驚愕物。
wikiも合わせて確認すると良いと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.1です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
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2020年06月15日

こんにちは、伊豆高原の小さなオーベルジュ アルシオンのかずです。
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【観た/2020年82本目】映画「空の青さを知る人よ」観ました。

【解説・あらすじ】

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』シリーズで知られるクリエイターチーム「超平和バスターズ」が再び結集したアニメ。
ミュージシャンを夢見る女子高生、亡き両親の代わりに彼女を育てる姉、売れないギタリスト、過去から時間を超えてきた男子が織り成す不思議な四角関係を描く。
声の出演には吉沢亮、吉岡里帆、若山詩音がオーディションで選出され、松平健も参加している。

ミュージシャン志望で17歳の高校生・相生あおいは、両親を亡くして以来、
恋人との上京を断念し親代わりに自分を育ててきた姉のあかねに負い目を感じていた。
あるとき、あかねの元恋人で上京してから音信不通になっていた金室慎之介が、音楽祭のために町へ戻ってくる。
同じころ、13年前の過去から時間を超えてきた18歳の慎之介・しんのがあおいの前に現れる。

※以上yahoo映画より引用

感想:
これは、まさしく「大人のための」青春映画でした。

まず触れておかねばならないのは監督:永井龍雪・脚本:岡田麿里・キャラクターデザイン:田中將賀の確かすぎる力量。

監督の作り出す絶妙な心象風景。
脚本の持つ言葉の刺さり方。
キャラクターのの映し出す説得力。

単独でも、どれをとっても、まさしく一級品。
チームで組めば唯一無二とはこのことだと感じます。

そしてその中でも、なんと言ってもストーリー。
ありがち、ではあるのでしょうが、、。
それでも、誰しも、何処かに置いてきてしまった理想と何故か此処にある現実に悩んだことがあるはず。

何処まで引っ張るべきだったのか。
何処で手放すべきだったのか。
あるいはまだ持っているのか。
それとももともとなかったのか。

自分だけの小さな世界が社会につながってしまった時、
青い空を見失っていたとしたら。

そんなことをずっと考えながら鑑賞していました。

劇伴やあいみょんの主題歌も絶妙。

ラストのワンカットまで突き刺さる映画だったと思います。

【評価点・つけるとしたら】
☆4.2です。

ちなみに
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2020年06月14日

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kazu_R

【観た/2020年81本目】映画「CLIMAX/クライマックス」観ました。

【解説・あらすじ】

『エンター・ザ・ボイド』『LOVE【3D】』などのギャスパー・ノエがメガホンを取った異色作。
ドラッグの入った酒を飲んだダンサーたちがトランス状態に陥る。
『キングスマン』などのソフィア・ブテラらが出演し、プロのダンサーたちが共演した。
ダフト・パンクやザ・ローリング・ストーンズの楽曲が使用されている。

1996年のある日、著名な振付師によって、人里離れた建物に22人のダンサーが集められる。
建物には電話がなく、携帯電話の電波も届かず、外は雪で覆われていた。
最終リハーサルを終えたダンサーたちは、パーティーを開いて大量のサングリアを浴びるように飲む。
しかし、何者かがサングリアにドラッグを入れたため、ダンサーたちは次々とわれを忘れた状態になる。

※以上yahoo映画より引用

感想:
ダンスシーン100万点!!!!!!!
それ以外は、ううううううううーん!
映画は観るものであり、体験するものなので、こういう映像体験にぶち当たることもあるのは覚悟済みだったのですが、、。
前半の最高にアッパーなダンスシーンから後半のダウナーすぎる、まさに地獄への展開に正直ついていけず。
こんな「打ち上げ」は嫌だな、、、以上の感想を絞り出すことさえ難しかったです。
フランス映画の得も知れぬ底力みたいなものは感じることができたかもしれません、、。

【評価点・つけるとしたら】

☆3.5?です。。ほんとは0か100、なのでしょうけれど、、。

ちなみに
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