お客様よりメールを頂きました。
大変貴重なご感想を頂きました、ありがとうございました!
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オーベルジュというカテゴリーでの宿泊は初めてでした。
新型コロナ感染の中で出かけることには若干の抵抗もありましたが、親子3人でできる限りのリスク対策をし
て食事だけを楽しむこといたしました。
年齢的なことや食事制限のある中で、オーベルジュ一押しのフォアグラを外さざるをえなかったことには悔いが残りましたが、
酔っても泊まれるというオーベルジュの特色を活かすために料理とともに美味しいワインをいただくことを楽しみにサフィール踊り子号の中でも期待感は高まりました。
まずはシャンパン、次は魚、肉にかかわらず赤、最後に食後酒にチーズという予定であることをシェフに伝え、アドバイスをいただいてセレクトしたのが次のライン
アップです。
1.シャンパン:マイィー・グラン・クリュ(ハーフボトル)
クリーミーな泡立ちとブドウの味がしっかり伝わるコクのあるシャンパンでした。普段口に
するスパークリングワインがワインを炭酸で割ったようなものだと感じるほど濃厚な味わいでした。
2.次に赤ワイン:ムンタダ コート・ドルーション・ビラージュ (フルボトル)
超希少品という言葉に惹かれ、いただきました。よいお酒というのはカドがなく喉越しがよいというのが共通点だというのが50年以上いろいろなお酒を嗜んできた結論で、
このワインも一口一口しっかりと味わえるにもかかわらず、いくらでも飲めるという感じで、シェフが「もう終わりですか?」と驚かれていました。
3.そんなわけで、赤をもう一本:CH・プピーユ (ハーフボトル)
最初は(希少品に弱いので)シャトーヌフ・デュ・パプ レ・カイユーを注文しようといたしましたが、
シェフからムンタダと同系列のワインなのでと代わりに勧められたのがこのプピーユでした。1本目とは趣の異なるスパイシーな味わいのワインでした。
4.最後に食後酒:シャトリューズ、リモンチェロ チーズにとても合うリキュールでした。
料理はもちろんとても美味しいものでしたが、今回はワインを中心にディナーを楽しむという観点でワイン中心に感想を記してみました。
最後にオーベルジュアルシオンを選んだきっかけについて記してみます。
妻がオーベルジュを選んでいる時に、何かのブログにアルシオンの料理やワインについてあまり良い評価をしていない記事を見つけました。
その記事を書いた方の年齢が我々に近かったせいもあり、よく読んでみると、料理やワインの知識というより食事を楽しむということの意味を理解されていない方であると感じ、
このような評価をされたシェフは辛いだろうなという気持ちと同時に同じような経験が佐賀の武雄温泉の料理宿(とても素晴らしい料理ともてなしでした。)の口コミにもあったことを思い出し、
俄然興味が湧いて、選択したということです。
口コミは良い評価よりは悪い評価の方が参考になりますが、その内容の良し悪しを判断する経験や知識がないと正しい評価ができないということを肝に銘じています。
大変楽しいひと時でした。ありがとうございました。
令和2年8月2日(日)宿泊
千葉 3名
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